from モンゴル

カラコルムの工房から

2015年2月14日

首都ウランバートルから西へ230km、
かつてのモンゴル帝国の首都ハラホリンを訪ねました。

世界遺産や遺跡の多いこの土地は、夏には観光客で賑わいますが、
冬のこの時期はほとんど訪れる人もなく、道には牛やヤギしか見当たりません。実はこの地に来るのは5年ぶり。

今回は、このハラホリンの小学校で青年海外協力隊として活動されている玉井さんを訪ね、工房巡りの案内役をお願いしました。

ハラホリンのあちらこちらには看板のない工房が存在し、ひっそりとフェルト製品づくりを手がけていそうです。

中でも印象的だったのは絨毯の工房。
穏やかな老夫婦が経営する小さな工房に、足の不自由な人たちが絨毯をつくっていました。羊毛フェルトは手が元気であればしっかりと完成できる製品。昔から受け継がれてきた手の仕事です。

ここのフェルトは頑丈な羊毛を使っていてとても、モンゴル遊牧民の生活が感じられる力強さがありました。厚みだけで2cm。原毛を梳く作業、染める行程、すべてこの部屋で行われています。

刺繍されているのはモンゴル伝統の模様。レンガを砕いたものが、チャコペンの変わりになるようです。利用できるものは全て道具に変えてしまうのがモンゴル人の素晴らしいところ。洗うときれいに落ちるそうです。

この絨毯たちを少し日本に持ち帰ります。

ご興味のある方はぜひご連絡ください。
とてもあたたかなモンゴル絨毯、オススメのひと品です。

■ daladala- Online shop
『モンゴル柄のチェアパッド』
http://shop.daladala.jp/?pid=86632180

 

Saya Hitomi

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