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UB(ウランバートル)事情

2019年8月4日

ハラホリンの滞在を終えて、ウランバートルへ戻ります。

ハラホリンへは草原の中に続く日本のタイヤの跡が国道代わりだったのですが、立派なコンクリートロードができました。今や予約制のバスで快適な旅路でした。

▲横断待ち

▲首都に近づくにつれて増える四角いお家

▲ウランバートルに到着。長距離バスのメインステーションです。

今回の初めの方で紹介したように首都ウランバートルの中心部は一見日本と変わらないくらいここ10年で発展しました。でも、首都を見渡すと必ず視界の遠くに見える景色があります。

奥の丘に張り付くように拡がっているのは「ゲル地区」という、遊牧をやめた遊牧民や地方から首都に仕事を求めて出てきた人たちが住むエリア。遊牧民のゲルを建てて定住するためこの名前が付いています。

近年モンゴルは急成長しているといえども、首都に住む人口の半分以上はこのゲル地区の住民。

いわゆる低所得層地域ではありますが、俗に言う’スラム街’とは違い、遊牧感覚で定住した家族たち。四角い石の建物よりも自然のもので造られたゲルを好んで、あえて離れない人も多くいます。ここに住むことを強いられるというよりは、選択肢のひとつのように個人的には感じています。(もちろん所得の問題も大きいです)

daladala.の製品をつくってくれている女性たちも、ここに住むママたちが大半です。

 

『大都会』、『ゲル地区』、『遊牧民』
この三つのどれもが現代を生きるモンゴルなのです。

 

 

▲冬に訪れた時のゲル地区の風景

 

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