from ガーナ

バティック 制作の現場から

2018年4月16日

エスタファミリーの工房で制作中の手染めのバティック。

その制作風景をご紹介します。

バティックとは、いわゆる臈纈(ろうけつ)染め。ろうけつ染めとは、模様をワックス(蝋)で防染して染色する染色法です。’バティック’はそもそもインドネシアなど東南アジアのろうけつ染布を指す言葉ですが、どこからともなくこの方法がガーナに渡り、ガーナ国民の間でも’バティック’と呼ばれています。

蝋を煮込みながら、あつあつの液体で模様を描くサラさん。

サラさんはとても信頼の置ける真面目で仕事熱心な女性。エスタの息子のお嫁さんです。

一通りワックスで描き終えたら第一回目の染色、またワックスを塗って第二回目の染色。

塗って、染めて、塗って、染めて、最後にドラム缶で煮込んだお湯でワックスを洗い流して、またよく洗い。

芝生の上で天日干しすれば完成!

 

工房の敷地内にはいつもニワトリの親子がぴよぴよ。
ヤギが鳴いたり、となりの教会から賛美歌が聞こえたり、子供たちがはしゃいでいたり、ごはんをつくる匂いがしたり。

 

こののどかな時間もお気に入りです。

エスタファミリーと製作する手染めのバティック。

「アフリカンプリント」で知られる工場染めのファブリックとは違い、偶然に生まれるズレや掠れも含めた個性が魅力の手染め布です。

 

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