from モンゴル つぶやき

ものの価値

2016年12月2日

先日、たまたま人工知能に関する記事を読みました。その内容は、近年ある企業が絵画を再現する人工知能をつくりだし、芸術さえも人工知能が代行していく時代になるかもしれないというものでした。

例えば人工知能が実物と全く同じ絵画を作り上げたとして、その時その価値は同じものになるのだろうかと考えてみたのですが、私の場合は作者の人生や考え方によって作品の面白みや感じ方が左右されていく気がしました。

たとえばゴッホの作品を見た時、彼の苦悩を知らず何人の人が瞬時にその絵に興味がわくのだろう。

なんて考えたら、ふと、

職人さんたちがつくる手工芸品も同じだなと思いました。

機械が生産する完全コピーで安価な製品はとても便利だけど、私はやっぱりどんな人が、どんな環境で、どんな工夫で作っているかとても知りたいし、一つ目と二つ目の製品がどこか違ってしまうその個性が好きなのです。

ものの価値って最終的な完成形だけでは計れないものもあるはず。

だから、これからも機械に負けない価値のかけらを届けていきたいと改めて思ったのでした。

 

You Might Also Like

No Comments

Leave a Reply

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください